5つの実践1.食事の改善

食べすぎに要注意!!

今の日本は3大栄養素、脂質・炭水化物・たんぱく質の摂りすぎです。他の栄養素である、ビタミン・ミネラル・酵素・食物せんいは不足しているので、野菜・くだもの・発酵食品を積極的に摂りましょう。

酵素食をとりましょう

低体温を改善するための基本は、なんといっても食事。そして食事の中でぜひとりたいのが酵素です。 酵素は生命活動すべてと関わっているため、体温とも大いに関係があります。そんな酵素についてご紹介しましょう。

私たちの体に欠かせない酵素って?

酵素とは、人間のあらゆる生命活動に関わるとても重要なものです。私たちの体を自動車にたとえると、栄養素はガソリン、酵素はバッテリーのようなもの。 ガソリンが満タンでもバッテリーが切れていれば車が走らないのと同様、酵素がなければいくら食べ物で栄養をとっても、呼吸をしたり、歩いたり、人と話したりといった行動すべてができません。 つまり、筋肉を動かし、血液を循環させて体の熱を作ることもできないのです。 また、酵素は体の中にある体内酵素と食べ物で取り入れる食物酵素に分けられ、体内酵素はさらに消化酵素と代謝酵素に分けられます。 このうち、消化酵素は摂取した食べ物に含まれる栄養素を分解・消化し、体内に吸収するために必要。 また代謝酵素は、体内に吸収された栄養素がさまざまな活動に使われるとき媒介になります。 脂っこい食事などで消化酵素を使いすぎると代謝酵素が不足し、体に負担がかかります。 また、体内酵素は年とともに少なくなっていくので、食事できちんと酵素を補うことが大切なのです。

こんな食生活が酵素不足の原因!

しかし、現代人の食事や食生活では、大切な酵素が不足しがち。次のような習慣に思い当たったら、あなたも酵素が不足しているかもしれません。
◎ 食べすぎは酵素のムダづかい
食べ物の消化のために酵素をたくさん使ってしまうと、代謝に回す酵素が少なくなってしまうことに。 代謝酵素が不足すると、老廃物・有害物質の排泄もうまくいかなくなり、免疫力や自然治癒力が低下。健康面はもちろん、美容面にも悪影響が出ます。
◎加熱食ばかり食べていませんか?
食べ物の中にある消化酵素は、6 0 ℃ 以上で死んでしまうので、加熱食には酵素がありません。 つまり加熱食ばかり食べていると、体内にある酵素を消化にたくさん使うことになり、酵素不足になってしまいます。 これを予防するために、生の野菜なども上手に食事に取り入れることが大切です。
◎朝食をたっぷり食べるのは逆効果
寝ている間は消化酵素も休んでおり、朝は酵素も目覚めたばかりで不活発です。しかも睡眠中は何時間も食べていない「プチ断食」の状態。 だから、「朝はしっかり」といわれるけれど、いきなり重いものや消化に悪いものを食べると、かえって体に負担がかかるのです。

「生理リズム」に合わせてバランスよく

では、酵素をたっぷりとるにはどんなものを食べればよいのでしょう。 酵素は主に、生の食べ物や発酵食品に含まれますが、中でもおすすめなのは新鮮な野菜や果物。 これを中心に味噌やしょうゆ、納豆や、ヨーグルト、チーズなどの発酵食品を上手に取り入れましょう。 また、人間の体には2 4 時間周期のリズムがあり、午前4時から正午までは「排泄の時間」、正午から午後8 時までは「栄養補給と消化の時間」、午後8 時から午前4 時までは「吸収と代謝の時間」と考えられています。 この時間に合わせて食事をとることが大切。例えば朝は「排泄の時間」なので、排泄を促すよう生の果物や野菜だけを食べるのが理想。 デトックス効果を高める良質の水分もとりましょう。 また正午から午後8時は「栄養補給と消化の時間」なので、昼食は正午過ぎに、夕食は午後8 時までにとるといいでしょう。 そして「吸収と代謝の時間」は消化酵素を休ませ、代謝酵素を活性化させるため、できるだけ何も食べないようにしたいものです。
では、酵素をたっぷりとるにはどんなものを食べればよいのでしょう
食品中の酵素の例